梶川 裕司さんの写真

私儀 梶川裕司は、2023年4月より代表取締役 社長執行役員を務めております。
株主の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げますとともに、平素より当社の経営および事推推進にご支援とご理解を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社では、2024年1月31日に発表した中期経営計画(2027年度目標)において、サステナビリティ経営の観点からの“ありたい姿”をお示しし、財務面では「高水準かつ安定的な収益体質の構築(数値目標含む)」、事業面では「カーボンニュートラル、安心・安全・快適な社会作りの2つの社会課題領域への取り組み」を重点課題と位置付け、具体的な事業戦略や、コーポレート部門を牽引役とした各種施策を総合的に推進しております。
2024年度は中期経営計画のフェーズ1初年度として、人員の増強、人事処遇改善、DX投資、M&Aによる子会社化等の先行投資策を確実に進めるとともに、中間配当開始、増配、自己株式取得等の株主還元施策の実施に努めて参りました。また、業績につきましては、高水準な建設需要にも支えられ、2027年度対応での利益目標を前倒しで達成することができました。中期経営計画の具体的な進捗に関しましては、2025年6月3日に公表しておりますので、内容をご確認いただければ幸甚です。

今後は、2025年度の市場動向や業績推移等を見極めた上で、数値目標見直しも含めて中期経営計画をアップデートしていく所存です。”ありたい姿”の実現に向けた先行投資と株主還元を一層推進するとともに、業績面では営業利益(率)とROEに重きを置き、資本コストと株価を意識した経営を実践することで、連結PBR1倍以上の実現に努めて参ります。

企業ガバナンスについては2024年度より、取締役会の開催頻度向上、内部統制委員会の拡充、サステナビリティ委員会の新設等を通じて、上場企業としての社会的責任にお応えすべく更なる経営の透明性・公正性確保を図って参ります。

去る6月27日の第146回定時株主総会にて選任された取締役一同、すべてのステークホルダーの皆様のご期待に沿えるよう、企業価値向上に尽力して参りますので、一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。

2025年7月

代表取締役 社長執行役員

梶川 裕司さんの署名