弘電社グループは、電気設備関連の工事と機器製品の販売を主たる業務とし、発電所・変電設備や送電線などの社会インフラの維持・改善の一翼を担うとともに、商業ビル、集合住宅、工場、病院、学校等における電気設備の設置・改修・保全、産業用機器・冷熱住設機器の販売・ソリューション提供等を通じて、お客様の付加価値向上・生産性向上に貢献することを目的に事業活動を展開しております。
東京銀座地区の電燈用の送配電・屋内配線工事を源流とする当社は、100年以上にわたるお客様・株主様・取引先様のご支援、技術力向上と安全・品質確保に向けた従業員の努力により、事業領域を情報通信関連工事、電力・産業プラントエンジニアリング、機器販売等に拡大し、近年はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)、各種EMS(エネルギー・マネジメント・システム)等の環境分野や工場自動化ソリューションといった多様なニーズにお応えしております。
かねてより当社では、持続的成長の実現を目指して経営基盤強化・事業基盤強化に取り組んで参りましたが、電気設備工事を取り巻く市場環境の変化が一層加速する中、上場企業として求められる社会的責任への対応強化の一環として、2027年度を目標年度とした中期経営計画を策定し、2024年1月に発表致しました。中期経営計画と同期して新たに制定した経営方針のもと、2027年度以降での「ありたい姿」を見える化し、現状とのギャップをどの様に埋めていくのかといった視点で課題を捉え、その解決策としての取り組みを示していくこととしております。新たな経営方針の中核を成すサステナビリティ経営の考え方に沿って、企業としての持続的成長と環境・社会の持続性への貢献を両立させることで全てのステークホルダーのご期待に応え、一層の企業価値向上を図って参ります。
これらの企業価値向上の取り組みは、当社の企業理念である『創造する喜びを通して、豊かな社会の実現に貢献する』を体現していくことに他ならず、また、健康経営方針として掲げる「誰でも働き易く、働き甲斐のある会社・職場の実現を目指す」が全ての礎となります。
電気設備工事も機器販売も、ほぼ全ての資本が『人』であると言っても過言ではありません。企業価値向上と並行して、電気設備工事業界を含めた建設業界が掲げる4K(給与・休暇・希望+かっこいい)を先導する企業を目指して参ります。

梶川 裕司さんの写真

代表取締役 社長執行役員梶川 裕司さんの署名